製本用語集

ほんのかたち (本の形)

わが国の書籍の形としての洋本の場合は、明治時代文部省の翻訳書(ほんやくしょ)の、型から発しているといわれる。現在、日本工業規格による「規格版」は、A版(841×1189)B版(1030×1456)とし、このA版、B版の全紙を16取り(32ページ)32取り(64ページ)を基本とする。「規格外」は、A版、B版全紙を20取り(40ページ)したものとする。教科書型、普通雑誌型はA版で、この1/2のものがB6版、以前の「四六判」とほぼ同じぐらい。週刊誌を四つ並べると大体、新聞1ページくらいの大きさである。また、週刊誌を横に二つ並べた大きさはB4判で各種のグラフ類に利用されている。