17世紀はじめに、京都嵯峨で角倉素庵(すみくらそあん)が刊行した木活字版印刷本。雲母模様を摺り込んだり、彩色した挿絵を入れたものもあって美しい。「嵯峨本」「角倉本」ともいう。本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)が装丁の意匠を行ったり版下文字を書いたことから「光悦本」ともいわれる。