けいせんびきき (罫線引機)ruling machine
帳簿類の用紙に、けい線を引く機械。印刷機とは区別されている。その方法には2種類ある。一つは、ペンけい引機(pen ruling machine)を使い、細みぞを有するペン挟みの上を水性インキを含ませたフランネルでおおい、毛筆の個々のペンにインキを流し込み、紙がこのペン先の下を移行するときに罫引きをする。紙はカンバスと細糸との間を挟んで移行される。他は円盤けい引機(dish ruling machine)と称し、1本の軸に、直径4~5cmの金属製の円輪を、ケイの等間隔に配列し、ゴム製のインキローラーでこれにインキを与え、引圧によってけい引きをする。この方法では、紙の両面にけい引きすることができる。