製本用語集

ござんばん (五山版)

わが国古版本の一種。鎌倉時代の末期(14世紀)から室町時代後半(16世紀)の間に、鎌倉五山(建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺)、ついで京都五山(南山寺・天竜寺・建仁寺・東福寺・万福寺)の禅僧たちの手によって刊行された書籍の総称。後に京都の相国寺が五山に加わって六山となり、また臨川寺は単独で刊行した。