和本の粘葉(でっちょう)とじの一種。紙の印刷面を内側に折った折丁を重ね、その折り目の外で残りの裏面に糊付けし、2枚ずつ開いて読めるようにした製本様式。開くと胡蝶が羽根を広げた様子に似ていて、華麗な名前がついた。図の胡蝶綴じの本は、さらに糸で綴じたもの。背に綴じ糸が見える。