重版に備えて出版社が保管する本をいう。また訂正原本ともいう。再版以後の訂正を記録して置くもので、厳重に保管され重版歴を原本に貼りつけておく。本文の訂正箇所には刷数ごとに色を変えた付箋をつけて区別する。また、印刷所および製本所に備えておく原本を「印刷原本」「製本原本」という。いずれの場合も重版のさいに起こりがちの間違いを防ぐための拠り所にする。