あてないんさつシステム (宛て名印刷システム)address printing system
コンピュータ利用による宛て名作成方式。従来は、送り先の宛て名をあらかじめ印字した宛て名カードを発送の都度、荷に貼ったり下げ札したり、あるいはスタンピングしていたが、1960年代に入り自動結束機や自動包装機等の開発改良とともにコンピューターによる宛て名印刷システムが開発された。この方式は宛て名に必要なすべての情報(販売店名・駅名などの固定情報と日付・部数・トラックナンバーの可変情報)を磁気テープに収め、このテープから静電印刷やインキミスト方式によって宛て名やバーコードを印刷する。また宛て名カードをシール印刷しておき、製本を封入した封筒に宛て名シールを貼る方式もある。通信販売が普及して「セレクティブ・バインディング」等、製本ラインに宛て名印刷システムが組み込まれるケースも多くなった。