コピーコントロールcopy control/down stream shut off
中とじライン・無線とじラインの丁合機において、不良本を機械を停めずにリジェクト装置より排出するコントロールシステム。どこかの台で落丁が検知されると、次の台から順次その不良丁合本が通過するときのみエアサッカーバルブを閉じることによって給紙を停止する。不良本のために余分な折丁を供給することがなくなる。不良丁合本は綴じる前に排出装置(リジェクト装置)により自動的に除去される。同じ台で数回連続して落丁が検知された場合には機械は自動的に停止しアラームランプが発生した台を知らせる。丁合機・中とじ機の始動のさいは丁合機・入紙掛け機各台から折丁は一部だけ給紙され、1冊分の丁合本がつくられリジェクト装置から排出される。正しく丁合されているか検査して本稼働に移る。生産開始時には丁合台は順を追って丁合を取りはじめ、終了時には順を追って丁合を停止する。シーケンシャル丁合という。立ち上がり時・終了時の作動の仕方により、不揃いの丁合本を手で組み直したり、丁合台にのせ直したりする手間が省かれる。コピーコントロールの装置されていない丁合機でも、キャリパー(厚み計)により落丁本は自動的に排出されるが、落丁本が厚いため「バラシ作業」がたいへんである。