製本用語集

ラップlap

中とじ入紙掛け機械が鞍掛けするときには、折丁の紙端を咬えて、開いて入紙掛けする。この「咬えしろ」にあたる折丁の紙端を「ラップ」という。ラップ付きの折丁は、一方が他方より8~10mm大きく、この大きな部分がラップである。ラップが折丁のどちら側についているかにより、正ラップhigh-lapと逆ラップlow-lapの別がある。折丁ができて結束する際には、ラップの部分が結束シワになるので、縦揃え自動結束はしない方がよう。ラップのない折丁でも、最近の入紙掛け機械は咬えて鞍掛けできるようになっている。