業界の動き【2020年03月】
「作業交流システム」を作成 ◆新宿関連協
新宿区印刷・製本関連団体協議会は東京都新宿区の補助金事業として、会員間でデータベースを構築し、情報ネットワークインフラを整備する「作業交流システム」を作成した。同システムの運用開始に伴い、1月29日、東京都新宿区の測量年金会館でキックオフ説明会を開いた。作業交流システムは、新宿区の印刷・製本関連業のデータベースを構築し、情報ネットワークインフラを整備する。ネットワークインフラを活用し、新宿区内で発生した案件を区内の協力会社が受注する機会を増やすことで、印刷産業の活性化を図る。企業間の情報共有により、より質の高い製品とサービスを提供し、新宿区の印刷・製本関連業のエリアビジネスとしての強化を目指す。
MUDコンペティション表彰式開催 ◆日印産連
日本印刷工業組合連合会は、2月5日、page2020会期中の東京・池袋のサンシャインシティのワールドインポートマートで「第13回メディア・ユニバーサルデザインコンペティション」の表彰式を行った。第13回メディア・ユニバーサルデザインコンペティションの応募総数は162点。その中から経済産業大臣賞を受賞した大阪シーリング株式会社(一般)、静岡文化芸術大学(学生)をはじめ、優秀賞、佳作あわせて20作品が受賞した。表彰式では、経済産業大臣賞と優秀賞を受賞した8作品を表彰。なお、今年は新たに「製本、加工技術」部門を新設しており、同部門から株式会社新生が優秀賞を受賞した。
ビジコン最優秀賞に大瀧印刷紙器 ◆グラフィックス
東京グラフィックサービス工業会が主催する、新しいビジネスアイデアのコンペティション『ビジコン!』の入賞作品が決定し、大瀧印刷紙器の「折り畳み式紙製撮影用ジオラマシート」が最優秀賞を受賞した。第7回目を迎える今回は、印刷・紙関連アイデア、一般ビジネスアイデアの2テーマで募集し、42点のビジネスアイデアの応募があった。審査は、おもちゃクリエイターの高橋晋平氏、中小企業診断士の伊豫田竜二氏による採点で上位10作品を選出した。入賞の最優秀賞1点、第2位1点、第3位1点は、2月17日に、東京都中央区のニッケイビルで開催された入選者によるファイナルプレゼン大会で選出された。