世界的に印刷カタログ需要が増加
環境に及ぼす影響から再生可能商品の需要増も
世界的マーケティング会社H&Iグローバルリサーチは、2020年1月9日にマーケットレポート「世界の印刷用紙&筆記用紙市場:種類別、地域別」調査レポートを発表した。同調査は印刷用紙と筆記用紙の世界市場について調査・分析したもの。
これによると、印刷および筆記用紙市場について、印刷用紙と筆記用紙の売上をアジアAPAC、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカでの印刷用紙と筆記用紙の販売を調査した。2019年は、印刷用紙セグメントの市場シェアが大きく、本の表紙、雑誌、カタログの需要が印刷用紙セグメントで重要な役割を果たしている。またグローバルな印刷および筆記用紙の市場では、さまざまなタイプの印刷および筆記用紙の出現、インクジェット印刷用紙の需要の増加、印刷カタログの需要などの変化に注目している。
世界的に印刷カタログの需要は増加の傾向にある。小売業者は現在、オンラインとオフラインの両方のマーケティングチャネルを含むマルチチャネルマーケティングを行っている。電子商取引の大手Amazonは、印刷カタログ、Amazon 2019 Toyカタログを提供しているが、マーケティング戦略としてカタログを重視し、印刷カタログの需要は予測期間中に前年よりも2%を超えた。
また再生印刷および筆記用紙の需要も増加。企業間でリサイクル可能な紙製品、印刷および筆記用紙のベンダーはリサイクル可能な製品の製造を促し、リサイクル可能な商品に対する世界的な需要は、プラスチックやその他のリサイクルできない材料が環境に及ぼす悪影響についての認識が高まっているため、増加している。再生紙は、印刷用紙や筆記用紙、新聞用紙、その他の包装製品の製造に広く使用され、市場全体の成長にプラスの影響を与えると予想している。