企業の動き【2019年05月】
「ハコプレ 段ボール」を開始 ◆共進ペイパー
共進ペイパー&パッケージは、Webから小ロットの段ボール箱を発注できる「ハコプレ 段ボール」を開始した。同社が展開している小ロットの紙箱、貼箱を発注できるサービス「ハコプレ」の姉妹サービスとなる。「ハコプレ 段ボール」は1個からフルカラーの段ボール箱に対応。形状、サイズを選択後、Web上でデザイン可能なWeb design toolの利用か、イラストレータでのデザインを選択できる。
世界初軟包装水なしオフセット機 ◆ミヤコシ
ミヤコシは3月18日、19日の両日、秋田県大仙市の宮腰精機国見工場で、『OPEN HOUSE 2019春』を開催し、3機種の包装関連印刷機を披露した。内覧会では軟包装向け間欠式水なしLED-UVオフセット輪転機『VPP13WL』(参考出展)、包装紙向け水性フレキソ+シートカット装置『MFX52S』、プライマー搭載のオフセット輪転機『MHL13A』を展示、実演した。
カード使用時に決済情報を付与 ◆共同印刷
共同印刷は、4月から「データエンハンスメントサービスLight」の提供を開始した。同サービスは、クレジットカードなどの利用情報に決済店舗情報を付与するデータエンハンスメントサービスの新たなメニュー。データエンハンスメントサービスは、クレジットカードの利用情報に、同社オリジナルのデータベースおよび公開情報から得た決済店舗の正確な情報を自動付与し、クレジットカード利用者のライフスタイルやライフステージを分析するためのサービス。
FFF方式3Dプリンターを販売開始 ◆ミマキエンジニアリング
ミマキエンジニアリングは、韓国のSindoh社との共同ブランドの3Dプリンター「3DFF-222」の販売を4月末より開始した。新製品の「3DFF-222」は、フィラメント状の樹脂を積層していくFFF(熱溶解積層)方式で、最大造形サイズがW210㎜×D200㎜×H195㎜のデスクトップ3Dプリンター。形状サンプルや試作品の造形など、ミマキエンジニアリングのフラットベッドUVプリンターとの組み合わせで、プリントビジネスに役立つ様々な提案ができる。
水なしオフセット印刷機共同開発 ◆東レ
東レは、ミヤコシなどと食品や生活用品など身近な商品の軟包装材向け印刷用に世界初となる水なしオフセット印刷機を共同開発した。今回の新開発は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)事業として行われたもので、これにより、東レ独自の水なし平版を、省電力LED-UV技術によるインキ乾燥方式と組み合わせることで、軟包装用印刷のVOCフリー化と、従来の印刷方式に比べて約80%の消費電力削減を実現する。
写真プリントをその場で提供 ◆DNP、DNPフォトイメージング
大日本印刷とグループ会社のDNPフォトイメージングジャパンは、観光地やイベント会場等における撮影業者やフォトスタジオ向けに、撮影した写真データにフレーム画像を合成し、写真プリントと写真データの両方を販売できる「撮影サービス向け画像合成プリント&データ販売システム PD」を発売した。同システムは、利用者がアプリケーションをインストールしたパソコン(PC)の指定のフォルダに撮影データを保存する操作をするだけで、撮影データとフレーム画像を合成し、そのデータをクラウド環境にアップロードすることができる。
「看板印刷Lab」を開設 ◆アーリークロス
アーリークロスは建築工事看板やPR看板、囲い看板の印刷通販サイト『看板印刷Lab』を開設した。対応素材はダンプラ(プラダン/3、5、7㎜)、アルミ複合板(3㎜)、塩ビ(1㎜)など。入稿はAdobe社のイラストレーターやフォトショップのほか、エクセル・ワードのデータから同社のデザイナーが無料でイラストレーターデータに描き直して対応する。オプションで穴あけ、ハトメの加工も受け付ける。送料は全国無料。国内自社工場における社内一貫生産により短納期、低価格に対応した。価格はオリジナル工事看板(910×910㎜、プラダン5㎜、30枚)が3,700円から。
紙ストローの販売を開始 ◆日本製紙
日本製紙は、ストローを口にくわえたときに感じる口当たりの良さをコンセプトにした紙製ストローを開発した。近年、海洋プラスチックごみ問題がクローズアップされる中で、「再利用可能」「生分解性を有する」などの機能を持つ素材の一つとして、再生可能な資源である「木」を原料とする「紙」への関心が高まってきている。