業界の動き【2018年8月】
採用確保事業の受託団体に ◆東印工組
東京都印刷工業組合は東京都しごと財団から「団体別採用力スパイラルアップ事業」の受託団体に内定した。同事業は、中小企業の生産性の向上や多様な人材の確保を目指す事業。また、都の重要施策である「働き方改革」や「女性の活躍推進」の視点に立ち、育成や定着、雇用環境整備等に取り組めるよう団体を通じた支援を行う。その成功事例等を広く業界内に波及させることで、業界全体の人材力の底上げを図る。事業期間は今年7月から平成32年3月まで。事業費は2ヵ年で1団体あたり5,000万円を上限とする。
ビジコン、フェスタ、出版会推進 ◆東京グラフィックス
東京グラフィックサービス工業会は今年度、ビジネスアイデアコンテスト(ビジコン!2018)、団体課題別人材力支援事業(東京グラフィックスフェスタ)、「東グラ出版会」3つの事業を柱に事業を推進する。事業の柱の1つである「東グラ出版会」では当初、流通も視野に入れて準備を進めていたが、出版の経験がない会員をサポートする場の提供に注力する。
ながと、五六堂印刷が会長賞 ◆ジャグラ年賀デザインコン
日本グラフィックサービス工業会はこのほど、第6回ジャグラ年賀状デザインコンテストの受賞作品を発表した。会長賞には、ながと(宮崎県支部、カラー部門)、五六堂印刷(岩手県、モノクロ部門)、李榕さん(学校法人HAL東京、学生部門)が選ばれた。
3社がプレゼン、協業促進 ◆日印機協
日本印刷機材協議会は6月27日、東京都千代田区のショーワ会議室で平成30年研修会「ビジネスの現場で活かす新商材・新サービスプレゼン大会」を開催した。プレゼン大会は会員企業が自社の商品やサービスを紹介し、ビジネスの現場でソリューション提案のヒントや実際の営業に役立つ商材情報などを提供している。第7回目となる今回は岩崎通信機、富士ゼロックス、リョービMHIグラフィックテクノロジーが自社の製品やサービスを紹介した。
経産大臣賞にシモクニ ◆シールラベルコン
全日本シール印刷協同組合連合会の第28回シールラベルコンテストの入賞作品が7月27日、東京ビッグサイトレセプションホールで開催された第60回年次大会・IGAS大会で発表された。最優秀作品に贈られる経済産業大臣賞には北海道のシモクニが選ばれた。同コンテストはシール・ラベル印刷技術の向上を目的に1990年から毎年開催されている。今回は49社から94作品が寄せられた。
プリントマネジメント5.4%増 ◆IDC Japan
IT専門調査会社のIDC Japanは、国内マネージドプリント/ドキュメントサービス(MPDS:Managed Print & Document Services)市場の2017年売上実績と、2022年までの予測を発表した。同調査によると2017年の国内MPDS市場の売上額は598億円で、前年比5.4%の増加。IDCでは、国内MPDS市場の2017年~2022年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)を7.5%、2019年の市場規模を859億6,700万円と予測している。