業界の動き【2018年1月】
官公需取引で知財権パンフ ◆全印工連
全日本印刷工業組合連合会はこのほど、官公需取引における知的財産権の取り扱いに関するパンフレット『大きく変わる知的財産権の取り扱い 官公需における知的財産権―著作権は印刷会社の財産です―』をまとめた。同パンフレットは、平成29年度の基本方針で変わった知的財産権の取り扱い項目を説明。知的財産権の無償譲渡・利用の適正化や利用範囲の特定、明確化、一律の権利譲渡の見直し・二次的活用の促進、印刷用データ等の取り扱いを言及している。特に力を入れたのは、納品物の電子データの取り扱い。現状、印刷物と一緒に納めている電子データについて、1頁にわたって記述している。
賛助会員懇でパネディス ◆東京グラフィックス
東京グラフィックサービス工業会は11月21日、東京都千代田区の教育会館で賛助会員懇談会を開催し、東京グラフィックスの事業を報告するとともに、パネルディスカッション『2020年以降のグラフィックサービス市場を考える』で意見を交わした。賛助会員懇談会では東京グラフィックスの事業として『危機突破・組織拡大プロジェクト』、『ビジコン!2017』が報告された後、パネルディスカッションが行われた。
ビジコン受賞者が決定 ◆東京グラフィックス
東京グラフィックサービス工業会の『ビジコン!2017ファイナルプレゼン大会』が11月25日、東京都中央区のモトヤ東京本社で開かれ、ビジネスアイデアコンテスト(ビジコン)の入選11作品から10作品の最終プレゼンテーションと最終審査が行われた。最優秀賞の東京都知事賞(予定)には研美社の『テーマパーク、イベント会場での迷子札をかわいく作ろう!』(坂井智子氏)が選ばれた。今回のビジコンでは10作品のプレゼンテーションが行われた後、審査委員の猪股康之氏(JPA学校長)、高橋晋平氏(アイデア・コークリエイター)、菅野潔氏(東京グラフィックス会長)が厳正に審査。東京都知事賞、東京都産業労働局長賞、東京グラフィックス会長賞を選定した。
タウン誌大賞に大風印刷 ◆日本地域情報振興協
日本地域情報振興協会が主催する「日本タウン誌・フリーペーパー大賞2017」の受賞者が発表され、大賞に山形県の大風印刷が発行する『gatta!』と福岡県の北九州・魚部が発行する『ぎょぶる』が選ばれた。『gatta!』は・自分の故郷を誇りに思える・気持ちを育てるということを最大のテーマとして発行している。日本タウン誌・フリーペーパー大賞は地元を愛し、「自分の街の素晴らしさを知ってほしい」という思いで、地域情報の編集、発信に情熱を傾けるタウン誌や、地域密着型のフリーペーパーの活動を広く知らしめ、その功績を称えることを目的として開催している。