企業の動き【2016年5月】

デンリュウサイタマが新装 ◆カラナビ

アサヒコミュニケーションズ(埼玉県鴻巣市)は2007年に立ち上げた埼玉県の地域情報提供サイト「デンリュウサイタマ」を大幅にリニューアルした。同サイトでは、「体験しつくす」をキーワードに、意外に知られていない埼玉県内の多くの魅力あふれるスポットやイベント情報を提供している。今回のリニューアルで「スマホ/タブレット」に対応。また、独自スタッフによる強力取材で意外に知られていない魅力スポットの紹介や、ゴールデンウィークなどに合わせた特集記事も提供していく。

CO2ゼロ印刷を開始 ◆大川印刷

大川印刷は4月1日から、「CO2ゼロ印刷」を開始した。「CO2ゼロ印刷」は平成27年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰受彰を受け、低炭素化社会構築と地域の環境活動支援を目指した取り組み。自社の印刷事業により排出される年間の温室効果ガス(CO2)を算定し、その全量をカーボン・オフセット(打ち消し活動)する。

欧州販売で戦略的事業契約 ◆KOMORI/SCREEN HD

小森コーポレーションとSCREENホールディングスは、4月14日付で、両社の欧州グループ会社であるKomori EuropeとSCREEN GP Europeが、両社の営業部隊を効果的に提携する戦略的事業契約を締結したことを発表した。この戦略的事業契約は、KOMORIと、SCREEN HDの印刷関連機器事業会社であるSCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズが、欧州における印刷業界のサポート体制を強化するために合意したもの。昨年9月に開始した北米での事業協力に続く取り組みとなる。

印刷事業でラベル・包装を強化 ◆岩崎通信機

岩崎通信機は4月15日、2018年に迎える創業80周年に向け新中期経営計画「SCRUM 80」を発表した。印刷システム事業についてはデジタルラベル印刷機のラインナップを拡充し、対象業界や対象業種を広げるとともに、海外展開を加速。また、マチ付き袋用インクジェットプリンタを投入し、パッケージ分野への拡大を図る。

軟包装で小ロット対応 ◆凸版印刷

凸版印刷は、4月下旬から軟包装分野で小ロット多品種生産に最適なパッケージを提供するトータルソリューション「トッパンFP(Flexible Packaging)デジタルソリューション」の提供を開始する。同ソリューションは、菓子や食品、トイレタリーなど軟包装を用いた商品パッケージで、1種固定のデザインだけでなく、地域や季節、可変メッセージなどのバリエーション展開を実現するもの。デジタルプリントを用いてトータルで支援する。

酢酸と湿気の吸収フィルム ◆共同印刷

共同印刷は、悪臭や腐食性のある酢酸ガスと湿気とを同時に吸収できる酢酸プラス湿気吸収フィルムを開発した。同社は、医薬品や電子部品、精密機器をはじめとする各業界へ、独自開発した高機能フィルムを多数提供している。ラインアップは、吸湿・吸着機能フィルム「モイストキャッチ®」、酸素吸収フィルム「オキシキャッチ®」、硫化水素ガス吸着フィルムなど多岐にわたる。開発した「酢酸プラス湿気吸収フィルム」は、2014年に発表した酢酸ガス吸着フィルムに湿気吸収機能を持たせたもの。独自の混練技術によって機能の一体化に成功した。

精神障害者等雇用優良企業認証 ◆トッパン・フォームズ

トッパン・フォームズは、精神障がい者など障がい者の雇用促進に積極的に取り組む企業として、厚生労働省委託事業「精神障害者等雇用優良企業認証」を取得した。
同認証は、一般社団法人障害者雇用企業支援協会への委託事業として行われている。精神障がい者などを中心とした障がい者の雇用促進に積極的に取り組む企業の社会貢献を評価するため、「精神障害者等雇用優良企業認証制度」を実施し、企業における障がい者雇用への積極的な取り組み推進を目的としている。

印刷学会の平成28年度表彰受賞 ◆FFGS

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズは、日本印刷学会の平成28年度表彰で、「平版印刷版上で発生するポツ汚れ発生機構に関する研究」に関して「論文賞」を、「新聞用完全無処理サーマルCTPプレートの開発」に関して「研究発表奨励賞」を、それぞれ受賞した。2月19日に東京・中央区の日本印刷会館で開催された日本印刷学会通常総会で表彰式が行なわれ、受賞者に賞状と盾が授与された。

仏MGI社に追加出資 ◆コニカミノルタ

コニカミノルタは、2014年1月に資本・業務提携した、フランスのデジタル方式の高付加価値印刷機器メーカーであるMGI Digital Graphic Technology(MGI社)と、MGI社への追加出資について契約締結した。これにより、ラベル・パッケージ業界のデジタル化を加速させる製品ラインアップの拡充を図り、新たな市場を開拓することで産業印刷分野の強化を推進する。

インターリンクを子会社に ◆キンコーズ

キンコーズ・ジャパンとインターリンクは4月1日付で、キンコーズがインターリンクの全株式を取得し、100%子会社とする株式譲渡契約を締結した。

7月、プレート製品の価格を改定 ◆三菱製紙

三菱製紙(株)は、平成28年7月よりシルバーマスター、シルバーディジプレート製品の価格改定を実施する。対象製品はシルバーマスターSLM、シルバーディジプレートSDP、フレディアプレートFPS、シルバーディジプレートαVL SDP―αVL、処理薬品SLM/SDP/SDP-α処理剤。価格改定率は8~11%アップ。

被災校支援チャリティーを実施 ◆博報堂アイ・スタジオ

博報堂アイ・スタジオは今年度も、東日本大震災の被災校を支援する「チャリティー年賀状」の取り組みを実施し、この取り組みを通じて集めた1,443,580円を、一般社団法人ウェブベルマーク協会に寄附した。同チャリティーは、震災が起った2011年から毎年、特に大きな被害を受けた東北の被災校の支援を目的に継続されている。今年度は、これまで続けてきた「チャリティー年賀状 学生デザインコンテスト」に加え、被災校である気仙沼市立唐桑中学校(宮城県気仙沼市)の生徒も参加し、「チャリティー年賀状 デザイン教室」を開催した。

多言語説明を紙で印刷 ◆凸版印刷

凸版印刷は、商品情報が紙出力できるタッチパネル式の多言語対応セルフカウンセリング端末を開発した。訪日外国人観光客向けの商品を展開する流通・メーカー向けに6月上旬に販売を開始する。新製品は同社の「旅道(たびどう)」プロジェクトの取り組みの一環。商品情報を多言語で表示するだけでなく、その情報を紙出力できるタッチパネル式の多言語対応セルフカウンセリング端末で、訪日外国人観光客へ店頭で多言語対応した商品説明が可能になる。

テックショップに製品導入 ◆ローランドDG

業務用インクジェットプリンタやデジタルものづくりツールを製造・販売するローランド ディー.ジー.の製品が、4月1日にグランドオープンするTechShop Tokyo(テックショップ東京)に導入された。TechShopは、2006年にアメリカで創業した会員制オープンアクセス型DIY工房。ものづくりに必要なさまざまな工作機器を活用して、アイデアを自由にカタチにすることができる。アジア第1号店となるTechShop Tokyoは、敷地面積1,200平方メートルのスペースに本国アメリカと同等の最先端工作機器を50種類以上取り揃えた。同社の製品としてはUV-LEDプリンター、3次元切削加工機、メタルプリンターの4製品が設置されている。

ラクラク看板の特設サイト ◆グランド印刷

グランド印刷は、独自に開発した看板簡単組立キット『ラクラク看板』の特設サイトを開設した。『ラクラク看板』は、看板施工を業者に依頼せずに自社で簡単に組み立てられる看板組立キット。施工費をカットすることで大幅なコストダウンにつながる。多くの顧客から施工費を抑えたいという要望から開発された。

在庫管理サービスを開始 ◆サンワフォーム印刷

印刷製造販売を手掛けるサンワフォーム印刷は、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング/業務の一括受託)ビジネス強化の一環として、印刷物に特化した無料の在庫管理サービス「ZAT」を開始した。印刷物のアイテム数が多く、発送先も複数ある企業の悩みは業務負荷の軽減と年間のコスト。ZATはそうしたニーズに対し、印刷物に特化した無料の在庫管理サービス。専用倉庫で同社が印刷した印刷物を保管・管理し、オンラインでの出荷指示により最適なタイミングで発送する。

サントリー音楽賞受賞 ◆トッパンホール

凸版印刷の文化施設であるトッパンホールが、公益財団法人サントリー芸術財団主催の「第47回(2015年度)サントリー音楽賞」を受賞した。トッパンホールは、凸版印刷の100周年事業の一環として、社会文化貢献活動を担う目的で設立されたクラシック音楽専門ホール。凸版印刷の子会社である株式会社トッパンホール(東京都文京区、降矢祥博社長)が運営・管理にあたっている。

イスタンブールに販売子会社 ◆ミマキ

ミマキエンジニアリングの連結子会社である「MIMAKI EUROPE B.V.」は、トルコ共和国のイスタンブール市に販売子会社を新設した。同社の連結子会社であるMIMAKI EUROPE B.V.は、欧州・中東・アフリカ地域の統括会社で、平成25年にトルコ共和国(イスタンブール)にイスタンブールテクニカルセンターを設立し、トルコ国内及び近隣諸国の販売代理店に対し、トレーニング等サポート体制の強化を図っていた。

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