POP作成できるアプリサービス拡充
系列店舗間で自在にPOPデータ共有可能に
販売促進物、印刷物等の企画、デザインなどを行っているレイン・バードは、2013年の12月から個人向けのiPadだけで簡単にPOPを作成できるPOP作成アプリ「POPKIT」(無料)をリースしており、すでにユーザー数が3万人を超えている。この「POPKIT」の法人向けサービス「POPKIT pro」の提供を、6月からスタートした。(http://popkit.net)
「POPKIT」は、POP作りの専門家がこだわり、ユーザーの意見を取り入れながら使いやすさとクオリティの高さを追求したアプリ。クリエイターが提供しているPOPパーツは現在1万点以上あり、各パーツを組み合わせてスタンプ感覚でPOPが作れる。また写真を取り込んでデザインすることも可能なので、iPadで写真撮影し、そのまま背景を切抜く等の画像処理もアプリ内で行えるなど、iPad1台で簡単にオリジナリティのあるPOPを作成できるというもの。
法人向けの「POPKIT pro」は、個人向けサービスで培ってきたPOP作成の簡単さはそのままに、自社だけのクローズド環境で使えるシステムとして利用できる。多店舗展開している企業様でも便利に使えるよう、クラウド上のPOPデータ共有機能も追加。自社オリジナルのロゴや商品画像、テンプレート等の登録ができ、共有したPOPに「いいね!」やコメントでコミュニケーションも可能。店舗間でのデザインの共有や統一化などを図りつつ、各店舗の特長を盛り込んだPOPが簡単に作成できるようになる。
アプリの提供は、より簡単なPOP制作環境を提供することで、気軽にPOPを発注してもらおうという試み。加えて専属クリエイターへの自社パーツデザイン依頼も受け付けており、アプリをきっかけに市場の深耕や顧客の囲い込み、あるいは新規受注にも繋がる取組みになっているのではないか。